2009年ノルディックウォーキングの武者修行の旅終わる

morinoasobiya2009-10-26

10月6日、ノルディックウォーキングの伝道者あるトピ・サルパランタの故郷、Vuokatti(フィンランド)先ず訪ねフィンランドのノルディックウォーキング事情を調査する。
なんと、フィンランドクロスカントリースキー王国、「テクニックはそんなにかわらない」と言って、それぞれが自由奔放にノルディックウォーキングと取り組んでいるようである。
 どこの国でも、肥満が増加ししているようで、フィンランドでも今年から兵役の訓練にノルディックウォーキングを取り入れたそうである。その後ドイツに渡り20日に帰国した。
 ノルディックウォーキングを初めて知ったのが、1998年12月、その後、大滝村(現伊達市教育委員会フィンランドから元オリンピック選手であるトピ・サルパランタが1999年1月にスポーツインストラクターとして赴任する。彼を中心に関係者の協力得て、彼の母国のスポーツである「ノルディックウォーキング」を同年6月8日に一般を対象としてこの講習会を開催し全国に発信する。
 彼の帰国後は協会を設立しノルディックウォーキングの普及、イベントの開催をし、2001年には、国際ノルディックウォーキング協会(以下INWAという)公認NW指導者養成講習会をフィンランドからマスターインストラクターである、リスト・カスリネンを講師迎え開催した。翌年もポールの輸入商社の協力を得て講習会を開催した。
 2003年には、NPO日本ノルディックウォーキング協会が設立され日本の代表としてINWAに加盟する。当協会も早速同法人に加盟する。
 私は2006年の10月にマスターマスターインストラクターの講習を受ける事が出来た。
 2007年1月に日本ノルディックフィッネス協会(現NPO法人日本ノルディックフィットネス協会、以下JNFA)が設立され、この協会がINWAに日本を代表する団体として変更加盟登録された。
 このような事時の変貌と協会との調整を重ねながらからも、世界の頂点であるINWAについてどんな活動をしているのか深い興味を抱き続けてきた。
 この度、INWA主催のナショナルコーチ研修とコンベンションミーティングに参加する事ができる事なった時は本当に嬉しかった。
 日本からは運動強度や運動療法等専門の大学の先生4名と日本人であるが、オーストリアから1名、その他ニュージーランド南アフリカポルトガル、フランス、ドイツからこのナチョナルコーチ研修に参加していた。
 研修の指導は、インターナショナルコーチである高橋直博氏がいたるところで、懇切丁寧に指導してくれた。
 さすが元クロスカントリースキーワールドカップ代表選手。しなやかな体で美しくデモンストラーションをしていた。
 理論研修は、私の語学力が至らず問題であった。他のマスターインストラクターは、しっかりと質問し、意見も述べていた。このような様子を拝見していて、これからの日本のノルディックウォーキングが国際水準に遅れること無く普通に活動して行けるものと思った。日本から毎回必ず会議に参加している限り、決して情報過疎になったりすることもない。高橋インターナショナルコーチもいる事も心強い。
 コンベンションミーティングには、参加国が増えたが、同じように実技や研修テーマを論じていた。
 私は他の参加者と大きくバックグランドが違い戸惑いも有ったが、世界の頂点を見る事ができ、11年間ノルディックウォーキングに関わってこられた事に対して心の中の曇りが晴れ、一つの集大成として受け止めることができた。
 これからは、この成果を少しでもノルディック愛好者の普及に役立てたいと思っている。
 この研修に参加する事に対して、お世話や応援してくれた方々、現地で楽しく研修してくれた各国の方々、特に日本とオーストリアから参加した日本人の方々に心より感謝とお礼を述べて今回の武者修行を締めくくることにする。